美容鍼の効き目の続き
そしてこの時に、こちらの女性から「失礼ですが、美容鍼ってどんな効き目とどのくらい効果が持ちますか？」と質問をいただきました。
ここからお話しは続きます。
美容鍼の効果は【血行改善によりターンオーバー周期の促進】それにより「コラーゲンの生成」「シミ、シワの改善」「血色の改善による老廃物除去」「肌バリア機能改善」など様々な効果を発揮します。
美容鍼をする＝小顔になる、きれいになる！
ではなく、
美容鍼をする＝ターンオーバーが起こる（肌を古いのから新しいのに変化させる）
＝ターンオーバー促進（古いから新しいへ）⇨様々な効果、効力に繋がります。
なので美容鍼の効果は「血行促進」と「ターンオーバー促進」
日頃から顔を触る、栄養を与える、保湿をするなどをおこない、鍼を刺した時にターンオーバーしやすい身体をつくっていくこと。
これらは鍼の効き目が人によって違う、と言われる由来の一つです。
個人の免疫、細胞の若さによって効果が変化します。
こんなことを言ってしまうと元も子もないですが、美容鍼は100%の状態から200%に回復して保湿、免疫機能を高めるのではなく今身体に備わる限界値100%に戻すこと。
20代後半から誰しも細胞は老化していきます。
20代にとっての100%は、30代にとって80%が限界値、40代の60%が限界値…と年齢に応じて基本的に備わる細胞は減っていきます。
50代の細胞を美容鍼によって20代に戻すことはできません。
しかし、50代の身体や細胞を日頃のケアによって大切にしていれば80代まで若々しい肌、健康状態を保てるでしょう。
細胞を大切にする方法とは、食べ物や触れる空気、ストレス環境などを良好にすること。これは人によって様々です。
西洋医学の発展のお陰で、私達は急に変化することに躊躇することなく対応できるようになりました。
高熱に苦しんでいても、薬を飲めば治る。
輪郭が気に入らないので整形する。
ガンができたので転移する前に切除する。
西洋医学は何かが起きたときにすぐに対応し変化できるものであって、その後のことは特に考えられていません。
また高熱が出たら薬を飲む、効かなければもっと強い薬を飲む。
整形して失敗したら医者の腕の問題でまたやり直す。
癌が再発したら再び切除。もしくは抗がん剤治療をはじめる。
医療は無限ループです。
かたや私達が学ぶ東洋医学は、病の理由を追い求め根本から改善、または病そのものをまずは受け入れるという思考になります。
骨格に関しても同じことが言えます。
輪郭が気に入らなくても、何かしらそうなる理由があります。例えば、性格や食生活（低血糖やかみ合わせの問題）など、日頃の習慣で現在の骨格になるという思考です。
（決して整形を批判する文章ではありません。）
世の中の基礎は西洋文化のため、東洋医学とのこれほどの誤差が生じ、「何かの施しを行えば変化（改善）する」と思われてしまうこと、その病や現象に対して患う本人が責任を持たなくなったことが私達とのズレのように感じています。（遺伝的要因は省きます）
話はかなり脱線しましたが、美容鍼の効果は「血行改善により自然的なターンオーバーを促す」です。
一回の美容鍼に対する効果に引き締まりや小顔効果は入っておらず、それらを感じることのできる人は細胞が若い・ケアをされてるかのどちらかになります。
これら効果を促すためにはお肌への栄養補給、日頃のケアがとても重要になります。
一度では効果を感じることができない理由はここにあります。
東洋医学としての視点で、体質アドバイスなども可能です。
お肌の活性や美容を保つために、美容鍼がお役に立てるのであれば、ぜひご活用ください。
