みなさん、こんにちは。
行徳の美容鍼FLOWERです✿
一生懸命美容・スキンケアをしていてもなんだか老け顔・疲れ顔になってしまう・・・。ダイエットを頑張って、食べないでいてもなぜか太る・・・。そんな経験はありませんか？美容液を塗っても変わらない。。。もしかしたらそれはホルモンの疲労からきているかもしれません。
本日はストレス緩和を司る「副腎皮質ホルモン」について簡単にまとめました。美容は肌に何かする見た目だけでなく、むしろ内臓を労ることで自然治癒力が高まります。ナチュラルに美容を行っていきたい方の参考になれば幸いです。
ストレスを感じたときに起こること
まず、ストレスを感じると身体はどうなるのかご存じでしょうか？身体はストレスを感じると副腎皮質という腎臓の近くにあるホルモンを合成する場所からコルチゾール・アルドステロン・アンドロゲンを分泌します。
副腎皮質の役割
今回はこの副腎皮質から分泌されるホルモンのお話しを中心に進めていきます。
コルチゾールの働きは「血糖・血圧・免疫のコントロール」をサポートしています。コルチゾールが分泌されることでストレスを感じたときそれぞれのバランスを調節してくれますが、過剰に分泌されることで自律神経の乱れ（交感神経優位）や概日リズムの乱れに繋がります。ストレスを感じ続けるとコルチゾール過多になり過剰に分泌し続けた副腎皮質に炎症が起こります。
ホルモンが過剰に分泌されることで副腎皮質に炎症が起こりコルチゾールを上手く分泌することが難しくなります。コルチゾール分泌低下によって免疫力の低下・低血糖・アレルギー・不眠症・感情のコントロールの調節が難しくなるなど、様々な症状が現れます。
副腎皮質はコルチゾールの他にアルドステロンというホルモンを分泌しますが、副腎疲労が起こるとアルドステロンのバランスも崩れます。
アルドステロンはナトリウム・カリウムのバランスを平行に保ち、元気を与え行動的にしたり休息するために睡眠を促すなどの情報を伝達する役割を持ちます。アルドステロンのバランスが乱れるとナトリウムが体外へ排出され、しょっぱいものを自然と欲するようになります。＝ストレスを感じるとミネラルが汗や尿などで体内から抜けてしまいます。
また、副腎皮質はアンドロゲンという男性ホルモンの生産場でもあります。副腎疲労を起こすと上手くホルモンを生成することが出来ないので性欲の減退・PMS（月経前症候群）・うつなどにも影響を及ぼします。
あなたは大丈夫？副腎疲労チェック
持続的なストレスや炎症により副腎機能が低下したことを副腎疲労と言います。ここで副腎疲労予備軍かどうか簡単なチェック項目を用意しました。今の身体の状態を知り、体を労ってあげましょう。
- とにかく疲れがとれない
- コーヒーやチョコレートを好む
- 集中力が足りない
- 低血糖傾向
- 朝起きるのが辛い
- 夕方から元気になる
- 塩辛いものを好む
- アレルギーを起こしやすい
- やる気が出ない
- 性欲がない
10項目の内、当てはまるものが5項目以上あればあなたは「副腎疲労」を起こしているかも知れません。
ストレスで太る？!ホルモンとの関係
これまで美容に気を遣い、一所懸命ダイエットを頑張ってきたけどなかなか成果が出ない方、ここまで読んでみていかがでしょうか・・・？「私、もしかしたら副腎疲労なのかも」なんて思ってきましたか？
副腎皮質が分泌するホルモンが疲労を起こしたことでバランスが乱れ過食になったり太りやすく肥満になりやすくなります。
なぜ太ってしまうのか・・・【ストレス過多→過剰にコルチゾール分泌を維持し続ける→血糖を必要以上に上げてしまう→インスリン分泌→内臓に脂肪をため込みやすくなる＝肥満】という流れがあります。食べ物に気を遣ってもダイエットに繋がらない場合、副腎疲労によってこのような身体の変化が起きている可能性があります。
この場合は食生活だけではなく、身体をしっかり休めて栄養失調にならないことが重要です。
栄養失調が副腎疲労の原因？
現在分かっている副腎疲労の原因は3つ。
1．副腎疲労（過剰なストレス）が原因
2．低血糖（栄養失調）が起因
3．甲状腺orカンジタ症が起因
が挙げられます。1の副腎疲労はストレス過多が原因ですが、2と3は副腎疲労の起因として考えられます。この3点は「魔の三角形」と呼ばれ深い繋がりがあり、副腎疲労の症状が起きた際の原因がどれだか分からないと言われています。
低血糖は主に栄養失調によるものとされます。腸が弱り栄養を吸収することが健康な腸よりも上手ではありません。その場合、頻繁に栄養を吸収する必要がありダイエットには不向きな体質になっています。
副腎疲労と低血糖を患う方の嗜好としてパン・チョコレート・コーヒー・アイス・スイーツなど食に偏りがみられます。
沢山食べることが栄養補給なのかと言えばそういうわけでもありません。
腸が弱っているため多く食べても吸収が出来ずに排出されるか毒として体内に留まります。栄養を摂取するのにオススメなのが出汁（だし）です。アミノ酸やミネラルが豊富な出汁は効率良く栄養補給を行えます。低血糖傾向の方はお味噌汁や出汁ドリンクなどを就寝前に摂ると質の良い睡眠が期待できるでしょう。
食べ物で副腎を疲労させる?!
食べ物の好みによっても副腎を刺激させ疲労を蓄積させます。例えばコーヒーのカフェイン、お酒のアルコール、糖質など。
これらはアドレナリンやコルチゾールの働きを促進させ、血糖の乱降下を及ぼします。酷使したことで更に疲労し、回復からは遠ざかります。
副腎疲労かもと思ったら
自分が副腎疲労かも？と思ったらまずは栄養補給から！
上記で取り上げた食品に気を付けてバランスの良い食事を意識しましょう。
食べると太るかも・・・と思われるそこのあなた！大丈夫、まずは健康的な吸収する胃や腸を作ってからです。間食にお菓子をやめて出汁を飲んだり、甘味からナッツ類に変えるのも良いでしょう。フルーツも◎食物繊維で腸内環境を整えましょう。
そして副腎疲労には睡眠がとても重要です。就寝前の出汁も睡眠時低血糖を防げるので、夜中に起きてしまいぐっすり眠れない方にもオススメです。また、副腎疲労の原因であるストレスを緩和すること。とても難しいことですが、これがある限り回復するのに時間がかかります。
いかがでしたか？
副腎疲労はすぐに治ることはなく、長期的にみるものです。治すのに必死になるよりも普段の生活を少しでも改善していき、自分に対して優しくなることへ向き合うことが大切かも知れません。
腸内環境を改善すると食べ物の栄養をしっかりと吸収することが出来るようになります。腸の状態が肌にも影響され、キメ細やかで美しい肌にも回復していきます。
とても時間のかかるものですが、美容を意識し始めたらまずは「副腎疲労」「腸内環境」に目を向けてみるのも良いかもしれません！
ホルモンバランスや自律神経、肌の状態の回復は美容鍼もとてもオススメです。自分を大切にする一環に美容鍼はいかがでしょうか？
本日もご覧いただきありがとうございました。
